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2021年9月

2021年9月10日 (金)

戦争遂行者の無責任体制

 

保阪正康『陰謀の日本近現代史』(朝日新書2021年)を読んだ。そのカバーには、「戦争と大事件の『闇』を照らす」として、「『歴史を変えた』のは誰なのか 私はいま光を当てたい」との著者の言葉が記されている。

支配体制の組織性、責任体制がいかに脆弱であったか、日米開戦から、いやそれ以前から、敗戦に至るまで、日本の支配層は一貫してそうであったし、それを支える忖度と自己本位の世界であったようだ。

そんな権力体制の下で、戦争の前面に立たされ、殺し、殺されていった人々の無念、大空襲、原爆の悲惨さを思うと、どうしようもない情けなさと無力感に囚われてしまう。

いまの日本のコロナ対策を連想する人は少なからずいるだろう。

「自宅療養」と称して自宅放置される無念さはいかばかりであろう。

このような日本を変えるには、一人一人独立した合理的な人間に育てる教育しかない。

目の前の一つ一つに真摯に向き合い、その輪を拡げていくしかない。

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