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2017年2月

2017年2月 6日 (月)

近藤晋プロデューサー逝く

NHK大河ドラマ「黄金の日々」「山河ゆく」などの名プロデューサー近藤晋さんが亡くなられた。

私は、日本テレビ「ザ・ワイド」コメンテーター仲間の市川森一さん(当時・脚本家協会理事長)から近藤さんを紹介され、日弁連製作映画「裁判員~決めるのはあなた」のプロデューサーになっていただいた。監督石橋冠、脚本監修市川森一、主演石坂浩二といったそうそうたるメンバーを揃えてくれた。

映画では裁判員の数を7人にしていいか、裁判所の法廷を評議の場として使っていいか、など近藤プロデューサーからいろいろと相談され、知恵を出し合い、完成させたことを思い出す(拙稿「ドラマ『裁判員~決めるのはあなた』はこうして作られた」日弁連「自由と正義」20038月号)。

有楽町読売ホールでの試写会には、当時の最高裁判事、森山真弓法務大臣、国会議員ら大勢が見に来てくれ、会場は満員となり、熱気に包まれた。マスコミにも大きく報道された。

この映画のおかげで、当時、裁判官3名、裁判員2名というとんでもない「裁判員制度」が決まりつつあった国会情勢が引っくり返され、現行裁判員法の裁判官3名、裁判員6名となったと、複数の国会議員、最高裁関係者から伝え聞いた。

近藤さんとはその後も、法律相談などで親しくお付き合いいただき、2014NHKドラマ「紙の月」の法律監修もした。

その近藤さんが亡くなり、市川さんも数年前に亡くなり、寂しい限りだ。

一昨日、カソリック成城教会で葬儀が行われた。それで、近藤さんがカソリック信者であったことを知った。前記大河ドラマに主演した松本幸四郎さんがお別れの言葉を述べた。私は初めて教会の葬儀に参加したが、とても厳粛なものであった。

ご冥福を心からお祈りします。

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2017年2月 1日 (水)

キューバ行

先月キューバに行ってきた。初めての訪問である。

ラテンの国というのだろうか。みんな明るく、陽気だ。巷には音楽が溢れている。スペインやベトナムなどと同じような雰囲気で、緯度が大体同じだと、同じようなものを食べ、同じような人生観になるのであろうか。

ゲバラのTシャツはあるが、カストロのTシャツはない。ゲバラの肖像はあるが、カストロの肖像はほとんどない。

革命が成功した国ではあるが、思想信条はあまり関係ないように思えた。というか、これらの国は、思想信条に奉じるというよりも、自分たちの生活のために思想信条を利用するといった印象だ。観念、理論よりも、生活こそ重要といったところか。確かに、その方が重要だなと思った。たった1週間の印象にしか過ぎないが、直観的にそう感じた。

ところで、トリニダード郊外のレストランで、私たちのテーブルで一緒に昼食をとっていた仲間の一人が突然倒れた。するとしばらくして、若くてかわいい女医さんが、

背の高い黒人の女性看護師さんを連れてやって来た。血液まで採取して、「血糖値は普通だから心配ない」と言って、さっさと帰ろうとした。「お金は?」と聞いても、全然取る気配がない。

外国人の旅行客まで、わざわざ現場に駆けつけてタダで診察してくれるなんて!後で聞くと、観光バスの運転手さんが連絡したそうだ。タダだとわかっているから、気楽に連絡したのだろうか。お医者さん(大学を出て1年目の新人医師だったそうだ)が、気軽に、看護師まで同行して診察に来てくれて、血まで採ってくれるとは!

実際に身近に体験して、感激した。思わず女医さんと看護師さんの写真を撮らせてもらった。

「医療と教育はタダ」というキューバの誇りを垣間見た記念に。

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